行き場を失くした形見たち

行き場を失くした形見たち

形見は故人との思い出を偲ぶ大切な”繋がり”の品

形見は故人との思い出を偲ぶ大切な"繋がり"の品

「形見」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか。

祖母からの着物、母からの指輪、祖父の腕時計、父のネクタイなど、故人が愛用していた身の回りの品、というイメージが強いのではないでしょうか。形見は資産となるような遺産とは異なり、故人の思い出の詰まった遺品として、子や孫など目下の親族や、生前親しくしていた親友などに贈られる「偲びの品」です。

形見分けのマナーと配慮

故人の持ち物を「形見」として、対象者に贈ることを「形見分け」といいます。
仏教では死後49日、神式では50日は故人の冥福を祈るため、これが終わってから行われるのが一般的です。

喪主が中心となり、必要があれば遺品整理士や税理士などの専門家の力も借りながら、誰に何を渡すか決めていきます。遺品の中には例え形見であっても相続税がかかる高価なものもあるため注意が必要です。

形見分けのマナーと配慮

贈る相手が決まったら、まずひと言声をかけてから、手渡しで贈るのがマナーです。
いきなり贈りつけられて不快な思いやとまどいが生まれてしまうケースもあるため、気をつけたいところです。

孤独死と遺族

孤独死、なんとも悲しい響きの言葉ですが、ここ数年で耳にする頻度が高くなり、社会問題として注目されるようになってきました。

孤独死と遺族

たまたま独りでいる時に亡くなり、その後発見されてからは遺族が手厚く弔うケースもあれば、遺族に連絡しても取りつく島もなく遺品整理士に任せきり、あるいは連絡すらつかないケースもあります。

孤独死と形見分け

孤独死と形見分け

たまたまタイミング悪く孤独死となってしまった方は形見分けもとてもスムーズに執り行われ、故人の思い出の品は、縁ある人たちの元に届けられ、偲びの品としてその役を果たす事ができます。

しかし、そうでない場合は、形見分けなど必要ない、形見など要らないと言われてしまう事が多く、故人の遺品は行き場を失くし、遺品整理士の手によって処分されます。

最近、この「行き場を失くした形見たち」が頓に増えてきています。

核家族化が広がり、近所付き合いが廃れた現代日本の今を象徴するように、親族の繋がりの薄弱化、知人友人との関係の希薄化が浮き彫りとなっています。故人との思い出を偲ぶため、ひと昔前は残された者がそれは大切にしてきた品が、今や邪魔なガラクタと化して人知れず処分され、成仏できぬままに消えてゆくようになってしまったのです。

当社では引き取り手のいない仏具にについても供養することを忘れず供養した後に処分をするように心がけております。

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